溶存酸素センサー:飲料向け (LDO)M1100 | 光学式 | Orbisphere
製品概要
M1100溶存酸素センサーは、飲料製造工程における酸素濃度をリアルタイムで高精度に測定できる光学式センサーです。
膜や薬品を使用しない設計により、CIP(定期洗浄)環境下でも安定した性能を発揮し、メンテナンス性と測定精度を両立します。
ラインナップには、微量酸素の管理に適したM1100-Lモデルと、高濃度酸素の測定に対応するM1100-Hモデルがあり、用途に応じた選定が可能です。
本センサーは、Orbisphere 410コントローラー(別売)に接続して使用します。
製品の特長
リアルタイムで安定した酸素測定
2秒間隔の高速測定により、プロセスの変化にも即応。週次CIPを実施している環境では、6か月間キャリブレーションなしでもドリフトのない安定した測定値を維持できます。
ppbレベルの微量酸素を高精度に測定(M1100-L)
M1100-Lモデルは、0.6ppbの検出限界を備え、ビール製造工程など微量酸素の管理が重要な場面に最適です。酸素濃度の微細な変化を正確に捉え、品質維持とライン停止の防止に貢献します。
ppmレベルの高濃度酸素測定に対応(M1100-H)
M1100-Hモデルは、0〜40ppmの広い測定レンジを持ち、麦汁(ワート)など高濃度酸素が存在する工程に適しています。過酷な環境下でも高い精度と低ドリフトを維持し、安定したプロセス管理を支援します。
光学式センサーによる低メンテナンス運用
膜や電解液の交換が不要な光学式設計により、日常的なメンテナンス作業を大幅に削減。圧力変動やプロセス条件の影響を受けにくく、安定した酸素測定を継続できます。
ゼロ点校正のみの簡易メンテナンス
年間メンテナンスはゼロ点校正のみで、数分の作業で完了。薬品を使わずに安全かつ簡単に実施できるため、運用負荷を最小限に抑えながら測定精度を確保できます。
仕様
パラメータ―
溶存酸素(DO)
適用アプリケーション
飲料(バイパスライン)
測定精度
0.8 ppb または ±2% いずれか大きい方
周囲温度範囲
-5 ~ 100 ℃
校正方法
ゼロ点の1点校正
認証
2004/108/EC - EN 61326-1
表示分解能
0.1ppb
取付タイプ
12mmフィッティング
サンプル流量
50 ~ 300 mL/分
保護等級
一般的なCIP(定期洗浄)方式に耐性あり
検出限界(LOD)
0.6 ppb
材質
316L ステンレス鋼(1.4435)、シリコン
動作条件
相対湿度 0 ~ 95%(結露なきこと)
電源
AC:85~264 V(25 VA)
DC:10~36 V(25 W)
DC:10~36 V(25 W)
測定範囲
0 ~ 2000 ppb(DO)
再現性
±0.8 ppb または ±2% いずれか大きい方
繰り返し精度
±0.4 ppb または ±1% いずれか大きい方
応答時間(90%応答)
ビール製造工程において <50秒
保証期間
12か月
重量
M1100(12mm):0.6 kg
M1100(28mm):0.74 kg
M1100(28mm):0.74 kg
同梱内容
センサー本体のみ。コントローラー(410)、センサーケーブル、フローチャンバーまたはプロセス接続部は別途注文が必要。