オンライン遊離塩素計 CLF10sc(試薬不要)
製品概要
CLF10sc は、飲料水・産業用水・排水処理工程において、遊離塩素濃度を連続的かつ高精度に測定するオンライン遊離塩素計です。
試薬を使用しないアンペロメトリック(電気化学式)測定方式を採用しており、次亜塩素酸および次亜塩素酸イオンとして存在する遊離塩素をリアルタイムで監視します。
従来の比色法を用いた塩素測定では、試薬補充や廃液処理、定期的な手動作業が必要となりますが、CLF10sc は試薬不要設計により、これらの作業負荷を大幅に低減します。
その結果、運用コストの削減と長期的に安定した測定性能の両立が可能となり、常時監視が求められる水処理プロセスに適しています。
また、CLF10sc は 3 電極アンペロメトリー方式を採用し、測定の安定性と電極寿命の向上を実現しています。内蔵温度センサーによる自動温度補正機能に加え、pH 変動の影響を考慮した測定設計により、プロセス条件が変動しやすい現場でも信頼性の高い測定結果を提供します。
対応コントローラには SC4500 を使用し、他のプロセス分析計との統合やデータの一元管理も可能です。
CLF10sc は、消毒管理の最適化、工程異常の早期検知、水質管理の高度化を目的とした用途において、信頼できるオンライン遊離塩素測定ソリューションを提供します。
<ご使用状の注意>
本製品はpH電極を使用します。日本国内での運用においては、用途により JIS Z 8802 および 計量法トレーサビリティに基づいたpH標準液の使用が推奨される場合があります。また、測定精度は水質のpH条件の影響を受けるため、pH条件によっては前処理(酸性化ユニット等)が必要となる場合があります。
製品の特長
試薬不要で安定した連続測定
CLF10sc は、電気化学式(アンペロメトリック方式)を採用したオンライン遊離塩素計です。
試薬を使用しないため、試薬補充や廃液処理が不要となり、日常の運用負荷を抑えながらランニングコストの低減を実現します。
また、長期安定性に優れた測定設計により、連続監視が求められる水処理プロセスにおいても、安定した測定結果を長期間維持することができます。
高精度な遊離塩素測定
測定レンジは 0~20 ppm と広く、プロセス条件の異なるさまざまな用途に対応します。
検出下限は 30 ppb 以下、定量下限は 90 ppb 以下と低濃度域にも対応しており、分解能は 0.001 ppm(1 ppb)と高精度です。
そのため、飲料水処理をはじめとする厳密な残留塩素管理が求められる用途においても、信頼性の高いデータを提供します。
pH・温度変動に強い測定設計
CLF10sc には内蔵温度センサーが搭載されており、測定時の温度変動を自動的に補正します。
さらに、pH 変動の影響を考慮した測定アルゴリズムを採用することで、プロセス条件が変化しやすい環境下でも安定した測定を可能にしています。
校正については、ゼロ・スパンによる 1 点校正および 2 点校正に対応しており、用途や管理方針に応じた柔軟な運用が可能です。
仕様
pH 8.5未満(校正時pHから±0.5 pH以内で安定)の場合:±10%(基準試験*:DPD)
電解液:15 ~ 25 ℃