ポータブルマルチパラレルアナライザー(PPA)SL1000
製品概要
ポータブルパラレルアナライザー(PPA:多項目水質計)SL1000は、一台で最大6つ(比色分析を最大4つ、プローブによる測定を2つ)のパラメーターを同時に測定します。(シングルポートのSL250はこちらをご覧ください)
最大の特徴のひとつは、ケムキー(Chemkey®)と呼ばれるスティック状の試薬を使用する点です。試薬やプロセスが全てケムキー内に収められているため、測定現場での試薬混合や振とうが不要です。そのため手間が省けて迅速な水質検査ができ測定担当者によるバラツキの課題も解消します。また、ケムキー以外にもHach IntelliCAL™プローブを2本接続可能。
測定時間はパラメータ―により変わりますが、塩素処理の水質では75%高速化を可能としています。
■Chemkey®のバリエーションー最大4つまで同時測定可能
・総塩素量* EPA承認済み
・遊離塩素* EPA承認済み
・銅* EPA承認済み
・総アンモニア
・フリーアンモニア
・遊離アンモニアと総アンモニアの併用**
・モノクロラミン
・亜硝酸塩
・高レンジ総アルカリ度
・低レンジ総アルカリ度
・低域硬度
・高硬度
・低域オルトリン酸
・高濃度オルトリン酸
・溶存鉄
・過酢酸
■プローブ(Hach IntelliCAL™) ー最大2つまで同時測定可能
・pH
・導電率
・塩分濃度***
・溶存酸素
・硝酸塩
・酸化還元電位(ORP)
・フッ化物
(各プローブに温度測定機能付き)
* EPAはFree and Total Chlorineを承認しました。 Hach Company Method10260。ECAは銅を承認しました。 Hach Company Method10272。USEPAは飲料水中の遊離および総塩素および銅の定量を承認しました。
** 1つのChemkeyで2つの別々の結果を読み取ってください。
***導電率プローブを使います。
製品の特長
ゼロ調整、混合、振とう、化学薬品、バイアル不要で素早く測定
現場でより多くの測定を実施し、必要な結果を素早く得ることが可能です。比色分析を最大4つ、プローブによる測定を2つ他の方法よりも75%早く並行して測定できます。
リアルタイムテストチャレンジ
これまでの水質検査との違い
少ないバラツキ
自動化と内部温度制御により、従来の当社製品と同じプロセスを実行しながら、プロセス全体を一貫性があり再現性の高いものにします。測定者の経験によらない測定結果を得ることができるため、手分析の結果の精度が向上します。
手間が少ない
1台で比色分析とプローブによる測定を組み合わせたフィールドキットとなっており、かさばる周辺機器を必要としません。全ての試薬と測定プロセスはケムキー(Chemkey®)に内蔵されているため、パウダーピローやガラスバイアルを取扱いする必要がありません。
