溶存酸素センサー(DO)311xx、311xxE|隔膜ポーラログラフ式|Orbisphere
製品概要
溶存酸素センサー(DO)311xx、311xxEは、酸素濃度の正確な測定が不可欠なあらゆる場面で実績があります。高性能な隔膜ポーラログラフ式の溶存酸素センサーは、品質管理から発電所における腐食監視、パッケージのサンプリングから化学品製造まで、液相・気相で正確で高精度な酸素測定を提供します。
Orbisphere 511、410コントローラー(別売)、ポータブル計3650/3655、防爆(ATEXおよびIECEx)対応366xExに接続して使用します。
- センサーモデル:311xx、311xxE* (*ATEX対応タイプ)
- 隔膜モデル:2956A/2958A/2952A/29552A/29521A/2935A/2995A
製品の特長
ゼロ点の極限、0.1ppbを保証。比類なき精度の溶存酸素センサー
0.1ppbまでの低濃度DOで±1%の高精度測定が可能で、機器の保護、プロセスの最適化、高い製品品質を保証します。これは、Orbisphereだけがご提供可能な測定品質です。
Orbisphere独自のガード電極技術により電解液に起因する誤信号を抑止し、ドリフトなく真の測定値を表示します。
微細な溶存酸素の測定値を把握する必要がある現場において、唯一無二のセンサーです。
独自技術により、下限精度0.1ppbの精度を実現
独自のバルブシート密封技術により、広範な温度範囲と圧力範囲に対応可能です。
この技術では、センサーの陰極がセラミックバルブシートに対して機械的に張力がかかり、密封の完全性を確保します。この設計により、残留電流値が極めて小さく精度が向上します。
この溶存酸素センサーでは、電解液の均一な薄層を実現し、より迅速な応答と優れた安定性を確保するため、ディープドローイング法による膜固定方式を採用しています。保護キャップと組み合わせることで、連続使用が可能です。
そのため、高温のCIP、高圧環境での使用に適しています。
設置とメンテナンスの柔軟性と簡単な校正
プロセス制御用にインライン設置や、スポット測定用に加え直接酸素センサーを設置できない場合にフローチャンバーへの設置が可能です。センサー端でケーブルが分離可能なため、設置とメンテナンスの柔軟性を実現します。
一般的に、隔膜式センサーは保守の煩雑さが指摘されますが、Orbisphereの隔膜はそのサイズが大きく、取り出しやすいパッケージになっています。専用工具を使用して約3分ほどで簡単に装着が可能です。
このことで年間のメンテナンスコストを大幅に削減することができます。
この溶存酸素センサーは空気校正機能を備えており、外部標準必要とせず迅速かつ簡単に校正を行うことができます。
仕様
・(膜2958A):120 mL/min
・(膜2952A):50 mL/min
・(膜29552A):50 mL/min
・(膜29521A):25 mL/min
・(膜2935A):25 mL/min
・(膜2995A):5 mL/min
・(膜2958A):液相 1 ppb - 40 ppm 、気相 20 ppmV - 100 %V
・(膜2952A):液相 2 ppb - 80 ppm 、気相 50 ppmV - 200 %V
・(膜29552A):液相 2 ppb - 80 ppm 、気相 50 ppmV - 200 %V
・(膜29521A):液相 10 ppb - 400 ppm 、気相 200 ppmV - 1000 %V
・(膜2935A):液相 10 ppb - 400 ppm 、気相 200 ppmV - 1000 %V
・(膜2995A):液相 50 ppb - 2000 ppm 、気相 1000 ppmV - 5000 %V
・(膜2958A):9.5秒
・(膜2952A):38秒
・(膜29552A):90秒
・(膜29521A):360秒
・(膜2935A):137秒
・(膜2995A):80秒