溶存窒素センサー(N₂)315xxTC | TCD(熱伝導式)| Orbisphere
製品概要
高圧対応の溶存窒素センサーは、液体および気体中の溶存窒素濃度をリアルタイムで高精度に測定できる熱伝導率式(TCD)センサーです。ガスクロマトグラフィーの原理に加え、膜を利用するOrbisphereの独自設計ならびにパージガスの使用により、気相のみならず液相でも測定が可能です。
Orbisphere 511Eコントローラー(別売)に接続することで使用が可能です。
主にエレクトロニクス業界や電力業界のプロセス管理に活用されています。
170barまでの高圧環境に対応し、過酷なプラント条件下でも安定した性能を発揮。CO₂パージ機能と保護キャップを標準装備し、外部温度センサーアダプターも付属しています。
・センサーモデル:315xxTC
・隔膜モデル:29561A
※測定対象内にN₂以外のガスが混在する場合、測定精度に影響する可能性があります。特にO₂が存在する場合は、DO計との併用で補正可能なケースもあります。詳しくはご相談ください。なお、本製品は投げ込み・浸漬には対応していません。
製品の特長
高精度な溶存窒素測定(TCD方式)
熱伝導率を利用して、液相・気相中の窒素濃度を連続的に測定が可能です。
高圧・過酷環境に対応
最大170barの圧力に耐える堅牢設計で、プラントや工場の厳しい条件下でも安定稼働します。
高速応答でリアルタイム制御に最適
測定時間は約22秒。リアルタイムでのプロセス制御や品質管理に貢献します。
設置が容易なコンパクト設計
プロセスラインやフローチャンバーへの取り付けが簡単で、既存設備への導入もスムーズです。
仕様
パラメータ―
窒素(N₂)
適用アプリケーション
エレクトロニクス業界や電力業界のプロセス管理
測定範囲
15mbar、0.5ppm、±0.25ml/L((温度条件により異なる)
パージコネクション
CO₂パージ
サンプル圧力
0 - 20bar
サンプル温度
-5 - 100℃
温度補正範囲
0 - 50℃
測定サイクル
約22秒
重量
1.05kg