有機溶媒対応可能 溶存酸素計(DO計)| 隔膜式 | Orbisphere
製品概要
有機溶媒対応の溶存酸素計は、化学・石油、電子材料・半導体・電池、医薬品・原薬・ファインケミカルなどの分野における品質管理や、合成・重合・精製などのプロセス管理において、有機溶媒中の溶存酸素の測定が可能です。
隔膜式センサーによる測定では、半透膜(PFA、PTFE、Tefzel®(ETFE)等)を通して酸素分子が電極に到達し、発生する電流から分圧を定量します。
通常の溶存酸素濃度は水に溶存している酸素濃度のため、対象が有機溶媒になると誤差になります。本DO計は酸素分圧表示となるため、溶媒の種類を問わず溶存酸素の絶対値を測定できます。
本DO計は、隔膜式センサーの膜材質や部材を選択することで、幅広い有機溶媒への対応が可能です。
測定対象の溶媒や用途に合わせて最適な膜・部材構成をご提案が可能です。
詳細はカタログのスペックシート、またはお問い合わせフォームよりご相談ください。
コントローラー
・Orbisphere 510 
Orbisphere(オービスフェア)510溶存酸素計コントローラーは、酸素センサーを接続して使用する高精度のマルチガスアナライザーです。
測定項目に応じたセンサーの中から最大3チャンネルまで接続が可能です。
・本質安全防爆仕様溶存酸素計(DO計)Orbisphere 366xEX
溶存酸素センサー
溶存酸素センサー(DO)311xxS、311xxE|隔膜ポーラログラフ式
ポータブル式溶存酸素計
ポータブル溶存酸素計(DO計)3650/3655(防爆仕様あり)
製品の特長
ほとんどの有機溶媒で連続測定が可能
アクリル酸、メタノール、イソプロピルアルコール、THF、NMP、航空機燃料、食用油など、さまざまな有機溶媒での測定に対応しています。強酸・強アルカリ・高粘度の溶媒を除けば、ほとんどの有機溶媒で安定した測定が可能です。
さらに、半透膜の材質や厚みを用途や溶媒ごとに選択できるため、測定対象に最適なセンサー構成を実現できます。
■主なアプリケーション
【液相】
・タンク中
・製品プロセス移送中
【気相】
・製品移送前脱気プロセス
・タンクヘッドスペース
・排ガス
液相・気相の両方で有機溶媒中の溶存酸素測定が可能
有機溶媒対応溶存酸素計は、液相・気相の両方で溶存酸素(DO)の測定が可能です。
液相合成や重合反応、精製プロセスなどの液体有機溶媒はもちろん、気相(ガス状)の有機溶媒環境でも高精度な酸素測定を実現します。
用途やプロセスに合わせてセンサーやアナライザーをお選びいただけるため、多様な管理・運用シーンでご利用いただけます。
防爆仕様のモデルもランナップ
IECEx・ATEX認証を取得した防爆仕様モデル(3660EX、3662EX)をラインナップしています。これらのモデルは、防爆エリアでの設置・運用が可能なため、化学プラントや危険物を扱う現場でも安心してご利用いただけます。
海外防爆認証(IECEx・ATEX)取得製品のため、日本国内で防爆エリアに設置する際は、最寄りの消防署等の許可申請が必要です。
防爆エリア外(安全エリア)に機器を設置し、サンプルラインを引いて測定する方法も選択できます。現場の運用や安全基準に合わせて柔軟に対応可能です。
耐熱100℃、耐圧10MPa/20MPaなど、厳しい環境下でも安定した性能を発揮します。過酷な条件下での溶存酸素測定にも、信頼性の高い運用を実現します。
実機デモで有機溶媒測定性能を確認
有機溶媒対応DO計は、幅広い溶媒での測定実績がありますが、実際のご使用環境や測定対象によって性能や適合性が気になる場合もあるかと思います。当社では、購入をご検討いただいているお客様向けに、実機によるデモ測定を実施しています。
ご希望の有機溶媒を用いた測定デモを通じて、導入前に性能や操作性を確認いただけますので、安心してご検討いただけます。デモのご相談・お申込みは、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
仕様
・Orbisphere 溶存酸素計 366xEXシリーズ(防爆)
カタログ・資料
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                 Orbisphere365X マイクロロガー酸素・水素(DO/H2)計(ポータブルタイプ、防爆仕様あり)AC電源不要で、どこでも測定ができるポータブルアナライザー。高感度・高精度測定を可能にするセンサー 



